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無事に収穫できました。

更新日:2023年11月24日


実りの秋です。お米の収穫シーズンを迎えました。面積が増えた分収穫量も増えています。今年はうるち米が約500kg、もち米が約80kg、そして田んぼアートに用いた古代米が約40kg収穫できました。散歩がてらに声をかけてくださった地域の皆さま、イベントに参加したり、その後も時々田んぼに足を運んでくれたSFCの学生や教職員の皆さま、ありがとうございます。私たちと田んぼの歩みを9月から振り返ってみようと思います。


9月は収穫前の準備の月です。まだまだ暑さが厳しく、凄まじい勢いで生える雑草と格闘する日々でした。またお米が実る時期になると、鳥に狙われます。そこで私たちはカカシづくりWSを開催しました。単にカカシを作るのではなく、人を集め皆でいらない服など持ち寄り楽しみながら作ろうという企画です。田んぼに立てたカカシは、鳥からお米を守るだけではなく私たちの広告塔でもあったようです。地域の方にも好評で、とても嬉しく思っています。


10月はいよいよ稲刈りです。稲刈り数日前にもゲリラ豪雨があったのですが、稲たちは逞しく耐えていました。

1回目の稲刈りは10月8日に行いました。地域の方と、SFCからは学生だけではなく教授やメディアセンターの職員、OBOGなど様々な関係者が参加してくださいました。天気予報で途中から雨が降ることを懸念していましたが、初対面・初稲刈りの人が多いとは思えないチームワークで予想より早く刈り終わりました。

2回目は10月14日。この日の稲刈りはSFCの授業の補講として開講されました。留学生や帰国子女が中心となるクラスで、日本の米文化を直に感じる初めての機会だった人も多かったようです。喋りすぎてついつい手が止まってしまう人、逆に集中し素早く刈る人、自分の得意を見つけ突き詰める人、授業という形ならではの十人十色な稲刈りを見ることができました。多様な環境から集まったが故に自分の背景と日本の農文化を絡めて思考を深める人もいたようです。

最後には稲文字で記念撮影もしました。


最後に10月22日です。今回は8日と同様地域の方とSFC関係者が参加されるイベントでした。8日よりも稲が圧倒的に多く、終わる頃には夕陽が眩しかったです。その分、今まで以上に団結力の高まる稲刈りになったと思います。


稲刈りは刈って終わりではありません。稲は1〜2週間ほど干してから脱穀を行います。脱穀したお米をさらに籾摺りすることで、玄米になります。玄米も食べることができますが、それを精米することで私たちが普段食べている白米になるのです。脱穀、籾摺りには専用の機械を使うのですが、ある農家の方から機械をお借りしました。農家の方も古代米に興味を示してくださり、お礼として古代米をお渡ししました。私たちも炊いてみて食べるのが楽しみです。



10月は一ヶ月丸ごと稲刈りの月でした。忙しく充実した日々で、稲刈りを通した新たな出会い、交流がたくさんありました。そんな苦楽を分かち合った人たちや、オコメンの目指すものに共感してくださる方々に私たちのお米を届ける日を心待ちにしています。


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